【第6回ワーク・ライフ・バランス大賞 優秀賞受賞】
医療法人寿芳会 芳野病院 理事長・院長
芳野 元
久留米大学医学部卒業後、県内の大学病院での勤務、ニューヨーク州立大学への2年間の留学を経て、平成2年に芳野病院副院長。平成9年に3代目となる院長就任後、平成15年12月より現職。米国留学での経験から、性別や世代を問わず活躍できる職場として、結婚・育児・介護などライフステージの変化にも対応できる環境づくりに取り組む。北九州市ワーク・ライフ・バランス推進協議会委員。
生涯働き続けられる会社を目指して
「結婚しても出産しても働き続けるには?」当社におけるワーク・ライフ・バランス充実へ向けた取り組みは、職員のこの一言から10年前にスタートした。それをトップが全面的にサポートすることにより、当社のワーク・ライフ・バランスは進んできた。働いていると、結婚や出産だけでなく、病気や介護、キャリアアップのための学習など実に様々なイベントが起こり得る。当社は各ライフステージに合わせてフレキシブルに仕事を提供し、その時々に持てる力を発揮してもらい、職員一人一人が辞めずに生涯勤め続けられることを目標としている。
仕事に慣れた人が辞めずに働き続けられるのは、働く人にとっても望ましい環境であるし、又、仕事もはかどり生産性も上がるので経営者にとっても良い循環が生まれる。そこから愛社精神も生まれてくる。
最近、短時間勤務者の急激な増加など、1歩進めばまた新たな課題も出てきたが、ゆずり合い、お互い様の精神で解決している。それによって、更に良いチームワークが生まれくることを期待している。