2007年11月9日

報道機関 各位

「次世代のための民間運動       
〜ワーク・ライフ・バランス推進会議〜」


第1回『ワーク・ライフ・バランス大賞』
受賞者発表と表彰式開催


 「次世代のための民間運動〜ワーク・ライフ・バランス推進会議〜」は、昨年発足して以来、新 しい時代の新しい生き方を目指し、「働き方」と「暮らし方」双方の改革による「調和のとれた生 活」の実現を図る運動を進めているところです。
 今回、この運動の一環として、『ワーク・ライフ・バランス大賞』を創設し、その第1回目の受 賞者を決定しました。この賞による狙いは、企業・自治体・労働組合など各界でのワーク・ライフ・バランス推進における自発的活動や創意工夫された取り組みの活発化を図ることにあり、組織内活動、貢献活動、標語、エッセイと4つの部門に分けて募集した結果、300近い応募件数の中から、別紙のとおり、12の取り組みと作品が「優秀賞」に、そして1件が「特別賞」として選ばれました。ただし、最も優れている取り組みに与えられる「大賞」については、今回は該当するものがなく、授賞は見送りとなっています。
 なお、本表彰式は、本推進会議が提唱している「ワーク・ライフ・バランス週間」(11/18〜24) の中心行事として、11月19日に開催される「ワーク・ライフ・バランス・コンファレンス」の 席上にて行われますので、ご案内申し上げます。

代表幹事  池田 守男 ((株)資生堂 相談役)
  鹿嶋 敬 (実践女子大学 教授)
  加藤 裕治 (自動車総連 会長)
  松原 亘子 ((財)21 世紀職業財団 会長)
  森田富治郎 (第一生命保険(相) 会長)

第1回「ワーク・ライフ・バランス大賞」受賞者

1.「組織内活動」表彰
  【優秀賞】株式会社サタケ(広島県)
【優秀賞】株式会社カミテ(秋田県)
【優秀賞】日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(東京都)
2.「貢献活動」表彰

【優秀賞】中小企業への取り組みと「プレミアム・パスポート」の創設
     石川県/子育てにやさしい企業推進協議会(石川県)
【優秀賞】仕事と生活の調和をテーマにしたSRIファンドの開発
     株式会社グッドバンカー/三菱UFJ投信株式会社(東京都)
【優秀賞】県の宣言登録企業の従業員向け優遇商品・サービスの提供
     株式会社千葉興業銀行(千葉県)
【特別賞】日本で最初のワーク/ライフ・コンサルタントとして活躍
     パク・ジョアン・スックチャさん(東京都)
3.「標語」コンクール
  【優秀賞】「会社も変革、仕事も変革、生活も変革!」 手嶋政樹さん(会社員)
【優秀賞】「子供の“寝顔”より、子供の“笑顔”」 野原茂幸さん(会社員)
【優秀賞】「仕事と生活のバランスは、幸せのバランス」 原秀一さん(会社員)
4.「エッセイ」コンクール(タイトルのみ紹介)
  【優秀賞】「異動の理由」 佐藤潤子さん(会社員)
【優秀賞】「男の育休で変わること」 原野延之さん(会社員)
【優秀賞】「「ムダ取りミーティング」の提案」 千頭洋一さん(労働組合)
(順不同)
■大賞は該当なし。

「組織内活動」、及び「貢献活動」表彰者の主な取り組み内容

1.「組織内活動」表彰 (順不同)
組織名 取り組みのポイント 組織概要
株式会社サタケ
(広島県東広島市)
○男性の育児参加(育児休暇制度)を促進するポスターを製作・掲示し、休暇を取りやすい雰囲気を作りだした。男性育児休業者は10 名に増えた。
○時間外労働削減を呼びかけるポスターを製作し、時間外労働が特に多い部署に掲示し、削減意識を高めた。等
設立:1896 年
業種:食品の製造・ 販売
従業員数:1,008 名
株式会社カミテ
(秋田県鹿角郡)
○育児休業等による欠員をカバーするため、日常的に複数の業務を担当させるなど社員を多能工として育成。
○男女に関わりなく実力を発揮できる制度づくりと子育て期を過ぎた社員にも配慮した介護休業とセットにして、家庭生活との両立を実現できる制度として実施。等
設立:1988 年
業種:プレス加工・
金型の設計製作
従業員数:31 名
日立ソフトウェアエン
ジニアリング株式会社
(東京都品川区)
○(1)仕事と家庭の両立を支援する制度の充実、(2)適正な労働時間管理、(3)健康管理、(4)コミュニケーション活性化、(5)地域貢献活動を軸に展開。
○各事業部の第一線で活躍している者を選抜し、若手・女性・シニアのワーキンググループを立ち上げた。等
設立:1970 年
業種:ソフトウェア・
システム開発
従業員数:5,388 名

2.「貢献活動」表彰 (順不同)
組織名 取り組みのポイント
石川県/子育てにやさ
しい企業推進協議会
(石川県金沢市)
○「いしかわ子ども総合条例」において、次世代法で大企業に課されている一般事業主行動計画の策定義務を中小企業に拡大するほか、「ワークライフバランス企業」の登録とPRの実施。
○子ども(18 歳未満)が3人以上いる世帯に対し、「プレミアム・パスポート」を発行。協賛店は「子育てにやさしい店」として情報誌やHP等でPR。等
株式会社グッドバンカ
ー/三菱UFJ投信株
式会社(東京都中央区)
○「仕事と生活の調和」をテーマとして、少子高齢化など社会変化とその影響を考慮する投資家と企業をサポートする、SRI(社会的責任投資)ファンドの開発と運用。
○ファンドの設定により、ワーク・ライフ・バランスの観点による新しい企業評価手法が認識され始めている。等
株式会社千葉興業銀行
(千葉県千葉市)
○千葉県の施策である「“社員いきいき!元気な会社”宣言企業」として登録企業の従業員向けに各種優遇商品を提供。(金融機関として初めての取組み)
○千葉県の“認定・登録”と金融機関の“金融支援”という明瞭な役割分担のもと、行政と企業の一歩進んだ連携の仕組みとして、各方面から注目をされている。等
(特別賞)
パク・ジョアン・スック
チャさん(東京都港区)
○2000 年に、日本で最初のワーク/ライフ・コンサルタントとして独立し、その後、全国各地での講演活動や、個別企業へのワーク・ライフ・バランス普及のためのコンサルティング活動等を行う。
○その結果、様々な課題を乗り越え、ようやく企業や一般社会の意識レベルにおいて、普及しつつある。等

≫コンファレンス開催案内(PDF)
≫ワーク・ライフ・バランス週間の提唱(PDF)

【お問合わせ先】
「次世代のための民間運動〜ワーク・ライフ・バランス推進会議〜」
事務局(財)社会経済生産性本部(渡辺・齋藤(奈)・山中)
〒150−8307 東京都渋谷区渋谷3−1−1
TEL:03−3409−1122 FAX:03−3409−1007
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